Thursday, November 15, 2012

Grandmother was seeing a photo book

先日、写真新世紀東京展の会場で、専門学校でお世話になっていたゼミの先生に偶然お会いした。卒業して以来なので、約8年ぶりの再会ということになる。
風邪がひどい時で体調が絶不調であったのと、先生もクラスの生徒を何人か連れてきていたので、手短に自分の近況を報告して、先生からは学校の今の学科について少し話しを聞いた。
学校では学科の種類が以前と比べて細かく分かれていて、来年からは暗室の授業が必須ではなくなるらしい。つまり写真の学校に行くにもかかわらず、暗室作業を通り越して写真を学ぶという、なんだか寂しい話しに僕には感じるのだけれど、写真新世紀の展示を見ていてもデジタルで撮られた作品が多いように感じたし、展示作家も若い方が多かった気がする。
もちろん作品の善し悪しにそれは関係ないと思うが、もともとフィルムの質感や、写真ができるまでのそういった作業行程に惹かれたというのも、写真を始めたひとつのきっかけでもあるので、デジタルで撮影したものが「作品」になるという見込みは、今のところまだ自分の中では全く感じられないでいる。
デジタルで作品を制作する作家の方や、学生の話しが聞いてみたいと思った。




Grandmother was seeing a photo book "A TREE OF NIGHT - Tomoki Imai". Kawasaki 2012